2020/07/28 18:41
juntoの首輪は、
メキシコ、チアパス州に住むツォツィル族が作っています。
ツォツィル族と一言で言っても、いくつかの部族に分かれており、
写真に写る彼女たちは、チャムラ人と呼ばれます。
チャムラの女性は、羊毛を使用した黒いスカートを履いているのが特徴。
帯をお腹に巻き付け、そこに織物を挟んで、編んでいきます。
織物を作るのに一日以上かかるので、立って編んだり、座って編んだり。
だから時折、スカートの羊毛が一緒に編まれてしまっていることがあるんです。
なのでメキシコで織物が完成してからお客様にお届けするまで、何度も検品をしています。
スカートを着替えれば、一瞬で解決する問題です。
でも、彼女たちにとって羊毛のスカートは、自分がチャムラの人間だというアイデンティティの証なのです。
生産の合理化よりも大切なこと。
首輪たちが、私を作り手に出会わせてくれ、そして自分の常識が本当に正しいのか考える機会をくれました。
juntoの商品を手にするみなさんと、そんな機会を少しでも共有できたら、と思っています。